朝の移動支援中のお話です。
自宅から通所先へ向かうミッションです。
その利用者さんはいつも水筒を手に持たれています。そしてその水筒を私が預かっていました。
独り立ちして、まだ日が浅い現場です。移動支援は常に緊張しています。
元々、私は高齢者施設・訪問介護で働いていました。移動支援というサービス自体ほぼ初めてです。また知的障がいの方と接した経験もなく、いつも緊張の連続でした。
常に周囲に気を払う緊張感、利用者さん本人に対する接し方。
不慣れな面も多く、全意識は「無事に通所先へたどり着く」という最大ミッションにのみ向けられていました。
そんな思いで駅へと向かうバスの中、
「もう駅に着くぞ、ここまでくればひと段落だ。」と思っていると、
なぜか足元に水滴が・・・
その水滴をたどると、水筒を入れていた袋が水筒の中身でいっぱいに。
バスの揺れにつられて、ゆれる袋の液体。
ぎゃぁー。
と悲鳴を上げたくなりました。
するとそばに座っていたおばちゃんが、
「これ使いなさい。」とビニール袋を恵んでくれたのです。そして颯爽と去っていきました。
(かっこ良すぎるよ!おばちゃん!)
そんなミスはしょっちゅうな私です。
それでもなんとかなる。
そして街に出れば、自分が助けてもらっている。
これぞ移動支援の醍醐味でしょうか。
ガイドヘルパーも楽しいですよ。なにより新鮮です。
ご応募お待ちしております!
あれ、あんまり伝わってない気もする。
本社鶴見K(登録ヘルパー)