最近話題になってますね。
施設介護の人員配置基準が現状の3・1から4・1に変更になるお話です。
施設上がりの私としてはとても気になるところです。
政府としては、生産性の向上、費用の膨張抑制、介護職人員不足が見込まれるための対策、業務効率化のためITやデジタルの導入を推進していく事、などが主に議論されていますね。
まじかよ!そんなん無理じゃね?当時でもひーひー言ってたのに…
という思いが私の率直な感想です。
今振り返ってみても大変でしたよ、そりゃ。朝4時台には起床介助が始まってましたね。
現在でも施設に残り続けている、友達や先輩には本当に頭が上がりません。
訪問系・在宅の仕事に就くようになってから日々感じるのは、施設よりは手厚くケアに時間をさけるなぁという実感があります。もちろんいい面ばかりではありません。
そして今思うのは、施設として存在する以上は、
「多くの入居者を、少ない人員でまわす(あえてこの表現使います)」
という論理から逃れられないんだろうなぁということです。肌身で感じていた部分でした。
それは利益を上げる事を考えるとやむを得ない側面があります。
高齢化、介護職員数の不足が拍車をかけますね。
そして選挙のたびに感じるのは、どこも「施設の増設」ばかりうたっている事が多く目につきます。
施設を作るなって話ではありませんが、新しいものに予算をかけるよりは、訪問系のヘルパーを増やしたり、既存の生活を崩さない方向にシフトしていけないのかという疑問です。
あれっ、在宅うたってませんでしたっけ。
だって施設を一杯作ったって、いつか高齢者だって減る時はくるんですもん。
我々の行く末はどうなるんでしょうか。
本社鶴見K(登録ヘルパー)